弊社製品に関する法令等注意書き
RI計器の取り扱いについて
RI計器を使用する場合、安全にお使いいただくために次の事項を必ずお守りください。
- RI計器は施錠できる場所に保管してください。
- RI計器を保管・運搬する際は、線源棒を必ず線源棒収納器に入れてください。
- 線源棒紛失防止のため、バックグラウンド(BG)測定中は線源棒を線源筒に入れてください。 また、作業者は線源筒を置いた場所から離れないでください。
- 線源棒の先にはRI線源が封入されていますので、先端部を直接触らないでください。
- 作業者は、放射線防護の3原則「取り扱い時間を短くする」「線源から距離をとる」「線源との間に遮蔽物を置く」を常に意識してください。
RI計器の運搬について
RI計器を一般の荷物と同じように輸送することは法律で禁止されています。RI計器を当社へ返却する場合など、RI計器を運搬する場合には、放射性同位元素の運搬を約款に定め、社内取扱い者の教育を徹底している運送会社に輸送を依頼する必要があります。
弊社ではセイノースーパーエクスプレス株式会社にRI計器の運搬を依頼しています。お客様におかれましても、最寄りのセイノースーパーエクスプレス株式会社に集荷を依頼していただくようお願いします。
RI計器の廃棄について
RI計器を廃棄する場合、必ず製造メーカーが放射線源を処分するよう義務付けられています。RI計器は新古を問わず放射線源が装備されていますので、一般の計測機器などと同様に産業廃棄物として処分することができません。
これまでにRI計器をご購入いただいたお客様がRI計器を廃棄する場合は、必ず弊社までご連絡いただけますようお願いいたします。
RI計器の紛失・盗難防止の厳守事項
線源棒の紛失・盗難に伴う影響
紛失・盗難が起きた場合、法令上の義務から各関係機関等への速やかな報告が必要です。また、過去の事例では、工事中断(発見まで)・測定場所近傍の捜索実施(発見まで)・関係者への聞き取り調査・事件として報道の対象になり、長期間にわたる工事の遅れ、社会的責任の追及など重大な事態に繋がります。
1 管理者の選任
RI計器を使用する場合は、管理者を選任して下さい。
管理者は、安全に配慮し法令を遵守するとともに線源に関する内容を熟知し、保管・使用・運搬について以下の項目を厳守するとともに、関係者の意識強化に努めて下さい。
なお、管理者と使用者が異なる場合は、管理者は使用者に RI 計器の取扱いおよび紛失盗難に関する教育指導を徹底して下さい。
2 保管に関する厳守事項
線源棒収納器およびRI線源棒を保管する場所は、人があまり出入りせず施錠できる場所を選び厳重に管理して下さい。また、線源棒は必ず「線源棒収納器」に格納して施錠の上、保管してください。決して計器本体に取り付けた状態や線源筒に挿入した状態で放置しないで下さい。
3 使用に関する厳守事項
BG測定時は、RI計器から線源棒を取り外して本体から所定の離隔(20m以上)をとる必要があり、このとき線源棒を見失う危険があります。線源棒の傍に目印となるものを置き、使用者および現場内の他の作業者から容易に視認できるようにして下さい。
弊社のRI計器には付属品として線源筒を用意しておりますので、BG測定時は必ず線源筒に線源棒を入れ、絶対に目を離さないで下さい。
4 運搬に関する厳守事項
線源棒は線源棒収納器に格納し運搬して下さい。
5 チェックシートの活用
管理者は、紛失盗難を防止するため RI 計器に付属されているチェックシートを用いて線源棒の使用状況を日々確認して下さい。